鉄道事業省力化・省人化鉄道技術

次世代型道床締固め機 ドットタンパー

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タンピングバーを8頭搭載し、簡単な操作で均一に道床バラストを締固める機械です。
作業人員の削減、負担の軽減などを可能にします。
機械操作に関しては車両系建設機械の資格や熟練度を必要としません。

特長

1. 省力化・省人化
作業員1名で機械操作が可能であり、人手をかけずに作業が行えます。 リモコンによる操作で締固め部の確認を1名で行うことが可能です。
2. 軽量化
従来の重機(約6t)と比較して軽量(約1t)であり中型車両での運搬が可能です。 線路への搬出入も容易となります。
3. 簡単な操作性
車両系建設機械の資格を必要とせず、簡単な操作で締固めが可能です。
4.低騒音
タンピングバーはACモーターで動作させるため、従来作業と比較すると 大幅な低騒音化を実現しました。

概要

  • 締固め性能に均等な仕上がりが可能

    締固め性能に均等な仕上がりが可能

    従来作業では、人力または熟練オペレータによる専用重機により道床バラストの締固めを行っていました。今回開発したドットタンパーはタンピングバーを8頭搭載しており、作業員1人でタンピングバーを8頭同時に稼働させることができるため、人員の削減を図ることができます。
    また、従来の重機操作は熟練度を要しましたが、簡単な操作を実現したことにより熟練度によらず均等な仕上がりが可能となりました。

  • 機械は締固め本体と電源ユニットで構成され、それぞれを軽量化したことにより中型車両での運搬が可能になり作業箇所への搬出入も容易となりました。
    なお、ACモーターを動作させる電力は現在は発電機ですが、将来的にはバッテリーに変更することで、従来機械より大幅な低騒音化と排出ガス削減を目指していきます。

  • 従来作業

    従来作業

    専用重機による道床バラスト締固め

  • 人力による道床バラスト締固め

動画

  • ドットタンパー紹介動画