切土・盛土複合補強土壁工法キャブウォール工法
下部地盤を切土補強土(地山)で安定化したうえで上部に盛土補強土壁を設置する、地山と盛土を一体的な構造物とした工法です。
NETIS登録番号 CB-140002-A
特長
- 1. 掘削土量、盛土量の削減
- 下部が切土補強、上部が盛土補強のため、地山の形状に合わせた最小限の掘削、盛土で施工が可能です。
- 2. 工事影響範囲が小さい
- 地山を活かした切土補強を下部に施すため、工事影響範囲が小さくて済みます。
- 3. 道路交通への影響が少ない
- 地山を大きく切り崩す必要がないため、現状の交通への支障を最小限に抑えられます。
- 4.品質向上と工期短縮
- 表面工のプレキャスト化により、品質の向上と工期短縮・省力化が可能です。
- 5.優れた耐震性を実現
- 表面工及び補強材の高い強度により、優れた耐震性を実現します。
- 6.景観に配慮
- プレキャスト板の擬石模様により、景観に配慮します。
工法概要
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キャブウォール工法
構造物下部に切土補強土壁を施工した後、その上部に盛土補強土壁を設置する工法です。
従来工法との比較
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従来工法
現道を拡幅する場合、盛土補強土壁を計画すると、工事影響範囲が大きく、掘削土量も膨大となります。また、現道を通行止めもしくは福員減少など利用者との調整が必要になります。
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キャブウォール工法
キャブウォールの場合、掘削土量と盛土土量を低減し、工事影響範囲を小さくすることができます。また、現道への支障を最小限にでき、スムーズで安全な工事が可能となります。
主な施工実績
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- 物件名
- 県営中山間地域農村活性化 総合整備事業農道工事
- 概要
- 施工面積:97.3 ㎡
- 場所
- 福岡県八女市
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- 物件名
- 森林基幹道安孫・平糠線 (第2工区)改築工事
- 概要
- 施工面積:376.0 ㎡
- 場所
- 岩手県二戸郡