建築事業特殊構造防災・減災

完全外付け耐震補強ピタコラム工法

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外部作業のみで建築物の耐震性能を飛躍的に向上させることができる鉄筋コンクリート建物向けの耐震補強工法です。

特長

1. 建物を使用したまま耐震補強
屋内作業が無いため、引越しや休業の必要がありません。
2. メンテナンスが容易
表面がコンクリートのため、錆の発生もなくメンテナンスが容易です。
3. トータルコスト削減
外壁やサッシなどの撤去・復旧・内部工事が一切ありません。工事に伴う移設等の費用も削減できます。
4.デザインの選択肢が豊富
様々なブレースタイプを選択できる上、タイル張りや吹付仕上げ等が可能なためデザインの自由度が高まります。
5.環境に優しい
外壁やサッシを解体する必要が無く、産業廃棄物の発生を抑制します。

工法概要

  • ブレースタイプ

    ブレースタイプ

    補強体がブレースタイプの完全外付け工法です。既設建物の外側に鋼板(プレート)を内蔵した鉄筋コンクリートを打設することで地震の揺れを負担。建物を使用しながら補強工事が行えます。

その他のタイプ

  • フレームタイプ

    フレームタイプ

    ブレースが無いため採光性が確保できます。

  • ボンドレスブレースタイプ

    ボンドレスブレースタイプ

    靭性の高い建物に効果を発揮し、大変形時でも座屈しません。

施工手順

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    1.仕上げ材除去・目荒らし

    接合面のモルタルやタイルを除去します。音が静かで粉塵の発生が少ないウォータージェット工法もあります。

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    2.アンカー打設

    既存躯体とピタコラム補強枠をつなぎ合わせるあと施工アンカーを、所定の位置に打設します。

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    3.鋼板・鉄筋フープ先行地組み

    鋼板の周囲に楕円形の鉄筋フープを一定間隔で配します。

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    4.鋼板取付け

    鉄筋フープを先行地組みした鋼板プレートをクレーンで吊り込み、あと施工アンカーに取付けます。

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    5.ボルト本締め・鉄筋工事

    鋼板部材同士をボルトで接合し、接合部に鉄筋を配していきます。

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    6.型枠工事

    コンクリートを打設するための型枠を建て込みます。

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    7.コンクリート打設

    型枠にコンクリートを流し込みます。

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    8.仕上げ

    コンクリートが固まったら、吹付け等の最終仕上げを施していきます。

主な施工実績

  •  名古屋工業大学
    物件名
    名古屋工業大学
    概要
    構面数:70構面
    場所
    愛知県名古屋市
  •  原子力科学研究所
    物件名
    原子力科学研究所
    概要
    構面数:361構面
    場所
    茨城県那珂群東海村