ガバナンス

コンプライアンス

行動規範

この規範は、矢作建設工業株式会社およびその子会社(以下「会社」という。)の役員、従業員ならびに会社の業務に従事する全ての者(以下「役職員」という。)が業務を遂行するにあたり、個人として行動する上で遵守すべき基本事項を定め、法令遵守はもとより企業理念の実践を通じて会社が社会から信頼される企業となることを目的とする。

公正取引

公正かつ自由な競争を旨として、全ての利害関係者と公平かつ透明な関係を維持し、不正な手段や不透明な行為による利益の追求を行ってはならない。

品質管理

合理的な生産体制の確立に向けて日常的に努力し、顧客に対して安全かつ高品質な建造物およびサービスを提供しなければならない。

安全衛生

事業活動のあらゆる面において基本となる安全性を優先するとともに、生産活動に影響を及ぼす衛生面に対する認識を高く持たなければならない。

人権尊重

健全かつ快適な職場環境の実現に向けて、社内外を問わず、全ての人々の人格、人権を尊重し、国籍、人種、性別、宗教、身体上の理由等による差別を行ってはならない。

反社会的勢力との関係遮断

市民社会の秩序に脅威を与える反社会的な団体や個人に対しては、毅然とした態度で立ち向かい、一切の取引を行ってはならない。

取引先との関係

取引に際しては社会良識をもって行動するものとし、会社の優越的な地位を濫用して取引先から個人的な利益供与を受けてはならず、また会社や取引先に不利益を与えるような行為を行ってはならない。

情報開示

全ての利害関係者に対する公正な会社情報の開示に努めるとともに、役職員自らインサイダー取引となる行為を行ってはならない。

守秘義務

業務上知り得た機密情報について、業務目的以外の目的に使用しないことに加え、在職中および退職後を問わず、社外へ開示または漏洩してはならない。

知的財産

会社が保有する知的財産権の維持または確保に努めるとともに、不注意により他者の知的所有権を侵害するような行為を行ってはならない。

環境保全

「環境方針」を遵守し、事業活動の全てにおいて地域の環境問題に配慮して行動するよう努めなければならない。

協力会社との関係

企業競争力を高めるため、協力会社と相互の立場を尊重し、共に活発な技術改善活動を実践することで、効率的な施工体制の確立に努めなければならない。

社会との調和

良き企業市民として積極的に社会に貢献する活動を推進し、地域社会との良好な関係の構築・維持に努めなければならない。

全社的なコンプライアンス意識向上

当社は、健全な組織基盤の構築においてコンプライアンスの徹底を重要な課題と認識し、全社的なコンプライアンス意識の向上に向けた取組みを推進しています。
コンプライアンス体制の強化に向けて、グループ全体でコンプライアンス意識の浸透・定着を図り、役職員一人ひとりが行動規範に則り健全に職務を遂行できるよう、法令改正等の周知や法令順守に係る社内研修を継続的に実施しています。合わせて、全グループ役職員共通の内部通報制度を設け、リスクの潜在化を防止するとともに、万一リスクが顕在化した場合でも早期に対応できる体制づくりに努めています。

当社は、コンプライアンス違反等の早期発見と、これによる会社の損害の最小化と是正を図るとともに、風通しの良い職場環境にすることにより、コンプライアンス経営の強化に資することを目的とした内部通報制度に当たる「矢作建設グループ企業倫理ホットライン」を運用しています。
「矢作建設グループ企業倫理ホットライン」への通報窓口は、社内窓口である監査室に加えて専門業者を活用した外部窓口を設けています。また、内部通報者に対する報復等の不利益な取り扱いを禁止するとともに、匿名での通報を可能としています。
「矢作建設グループ企業倫理ホットライン」への通報内容は、監査室が調査を実施し、コンプライアンス違反等が認められた場合は、会社は速やかに是正措置および再発防止措置を講じることとし、監査室がその是正措置および再発防止措置が適切に機能しているかを確認しています。また、監査室長は毎月、通報ごとに担当役員および常勤監査役に対してその対応状況について報告することとしています。なお、社員に対しては通報ごとに通報を受け付けた事実、対応状況、調査結果等を毎月2回発行される「社内報」で開示することとしています。